令和6年度:県内製造業の脱炭素に関する取組を伴走支援することにより、見本となるロールモデル企業の創出を目指す!(株式会社モリタ)

令和6年度から当機構では、脱炭素の取組を促進する県内製造業者を「脱炭素推進モデル企業」として選定し、エネルギー使用に係る現状把握から削減計画の策定、計画に基づく具体的な取組までを伴走支援することで、見本となるロールモデル企業の創出を目指しています。

伴走支援では宮崎県が進める「2050年ゼロカーボン社会づくり」の実現に向けて、県内製造業におけるGX(グリーントランスフォーメーション)の取組を促進することを目的に、当機構と連携協定を締結したリコージャパン株式会社宮崎支社と協働して支援を行っています。今年度は脱炭素推進モデル企業に3社を選定しました。

脱炭素推進モデル企業のうち、今回は株式会社モリタに対する伴走支援の概要を紹介します。

企業名:株式会社モリタ

企業概要

① 樹脂成型、品質管理、組立、検査から物流体制まで整備
② 自動車及び航空機部品等の製造、食品加工機械の組立
③ R6に新工場を増設し、より一層事業の多角化を推進

支援内容

9月 初回打ち合わせ、事前ヒアリング

10月 省エネ診断
設備投資による省エネのほか、空調や照明等について既存
設備の運用による省エネ方法がないかなど、1日かけて診断

11月 省エネ診断の結果報告
◎ 投資省エネ既存エアコンの更新や空調の自動制御など
◎ 運用省エネ空調や装置等のフィルター清掃、集塵機のファン回転数の最適化など
◎ 投資及び運用による施策案計29項目を提案

省エネ診断で得られた結果をもとに、削減計画の策定や計画の実行に向けて、リコージャパン株式会社宮崎支社と当機構の中小企業診断士を含む支援チームが一体となって、引き続き伴走支援していきます。

支援企業からのコメント

省エネ診断の結果には大変驚きました。ご提案いただいた項目には、投資をほどんど必要としない運用面の改善も多かったです。

今後は削減計画の策定に向けて、実行の可否を検討し、優先順位を決め、着実に進めていきたいです。

(株式会社モリタ 総務課長 中山 惠理)

更新日:2025/03/19担当:企業成長促進室