アルバック機工株式会社は小型真空ポンプを製造する会社です。半導体をはじめとする各種産業分野や、医療分野のメーカーで部品として活用されています。
当社では、生産性向上を図るため、工場内の工作機械にセンサーやシングルボードコンピュータを取り付け、稼働率の見える化に取り組んできました。
今回、収集したデータを分析して有効活用を行うため、当機構の「未来みやざき産業人材育成事業」を活用し、社内データサイエンティストの育成に取り組むこととしました。
具体的には、都城工業高等専門学校の協力の下、データベースの構築、蓄積・加工・分析したデータを可視化したデジタルダッシュボードの開発を行い、生産技術担当者のIT技術能力が大きく向上しました。
今後、本事業を通じて得た知見を基に、製造現場の更なるDX化に取り組む計画です。

工作機械に取り付けたセンサーとシングルボードコンピュータ(左) デジタルダッシュボードを活用した、実生産時間と標準生産時間の比較可視化テスト(右)
支援企業からのコメント
今回の「未来みやざき産業人材育成事業」を通して、当社で抱えるIT人材不足の課題に対して、共同研究先である都城高専様から様々な技術的アドバイスを頂き、製造現場DX化を進めることができました。今後も、継続的にDX化を推進したいと考えます。
(生産技術部ICT課 中平 伸一)
アルバック機工 株式会社
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